はじめてのお泊り(13〜15日目)後編
さて。
前編では、じぶんが丸一日半、これからお留守番だということを
つゆ知らず、のほほんとしていた大福さん。
私たちが外出先から戻ったときの、お顔の違いを、どうぞご覧ください。
警戒度マックス。毛が逆立ち、ザツに切り取られた写真みたいに、
ギザギザしています。
あやー、ごめんごめん。
そうだよね、まだお留守番早かったよね。
捨てられた!?と思ったよね。
こちらは罪悪感マックスで、
そろそろと、ちゅーるを差し出すも、私たちを避けるかのごとく猛ダッシュで
逃げる大福。
もしかして、
もしかして、
これは初日に逆戻りパターンか!?
この二週間でだいぶ心を許してくれたと思い込み、
余裕をこいて、外泊予定を入れてしまったじぶんの浅はかさを、
後悔すること、数十分。
ちょっとずつ、
ちょっとずつ、
あ、いつものオッさんとオバハンだ!
と、思い出してくれたのか、
ちゅーるが食べたい欲がかったのか、
ちゅーる(二つも!)食べてくれまして、
気づけばすっかりいつもの福々しいお顔に。
ごめんよ。ずっと一緒だからね。
といつもより大目にさわさわしておきました。